「サ~イレントナイト~♪ホ~リ~ナイト~♪」
ウィンターイルミネーションに彩られたディナーの場所である名古屋市栄町に向かって1台の赤にスターレットがノロノロと徐行している・・・。
そのうち栄町のシンボルでもある「テレビ塔」が見える久屋大通の入口に来た時には「ピタッ!」と車は止まってしまったのでした。
そうなんです。片側3車線ある広い道路が車でビッシリの大渋滞!30分で10mくらいしか進まない状況だったので私は予約している時間が刻一刻と迫ってくる事もあり頭がパニック状態になっておりました。
そして今考えると恐ろしい行動をとってしまったのです。免許取りたてである私はたくさんの罵声やクラクションをあびながらも何とか車線変更して一番隅の車線に車を寄せて、そこに路上駐車したまま二人でとりあえず予約しているレストランに予約時間ギリギリに飛び込んでいきました。
しかし、彼女との食事を優雅に摂ろうと思っていた私ですが、「車がレッカーされるんじゃないか?そうしたら次のミッション3が計画通り実行できない!」と落ち着きなくそわそわ。
結局心配で仕方がなかったので私一人、食事の途中ではあったのですが彼女を一人置いて車を駐車場に移動する事にしたのです。当然、外の状況は変わっていないので車を駐車場へ移動するまでに約1時間くらいかかったでしょうか?
彼女の元に戻った時には彼女は殆どのコース料理を食べ終わってデザートを食べていました。テーブルについた私は冷めてしまったたくさんの料理を彼女の冷たい視線を浴びながらがバツが悪そうに味覚も全く分からないままひたすらに口の中に入れるしかありませんでした。
ここから先は・・・皆さんの想像通り私たちには会話はなく、当然ミッション3も実行できずに彼女を自宅まで送っていったのでした。私のアタックは見事失敗に終わりました。
皆さんならこういう状態でどのような判断をしましたか?
私の悲しいクリスマス・イヴのお話でした。