今月14日に開催された「いとまゆパンとワインを愉しむセミナーVol.12」
テーマ「自然酵母とイーストの違いを探る」
5種類のパン
1:ディンケルトースト(AKO酵母)
※レーズン+けしの黒美付でウマシ!
2:バゲット(微量イースト)
※イーストが0.1%で長時間発酵したもの。先日の志賀シェフのバゲットを思い出す。
3:カンパーニュ(自家製酵母・デコポン)
※粉は私が大好きなタイプER。そして、前回の水分比較で圧倒的人気の加水70%
4:コンプレ・ノア(湯種・イースト)
※今回のパンの中では一番のお気に入り!是非習って自分で焼きたい逸品。
5:パン・ペイザン(微量イースト)
※先生曰く「失敗した!」と。ただ、クラスト部分は特に香りが引立っておりました。
そして毎回このテーマに合うワインをセレクトして下さる方も直々に参加(2回目)。
4種類全て日本産で、しかも酵母違いのワインを説明付きでいただく事が出来ました。
イーストの特徴としましては・・・
短時間で発酵して誰にでも扱い易い。
イーストは科学的(人工的)に作り出した添加物と誤解されがちですが、
実はパンに適した単種の微生物を工業的に純粋培養したもの。
生イーストやドライイースト、セミドライイーストと種類はさまざまですが
、一般的にはビタミンCが添加されていますインスタントドライイーストが家庭製パンでは主流。
また、最近では少量のイーストを長時間発酵させて味わいの深いパンを焼くのがトレンドとなっております。
いっぽう、野生酵母種の特徴としましては・・・
自然の微生物を培養するので、うまみ成分となる乳酸菌、酢酸菌なども混じり合い、
こうした菌類を刻々と変わる不安定な環境下の条件で長く発酵させるので、扱いは非常にデリケート。
その代わりパンに独特な酸味やコク、奥深いうまみを持たせてくれます。
自家製酵母の主原料は果実や穀物などで、ビギナーさんはレーズン、リンゴ、イチゴなど
年中入手可能で、しかも菌が付着します表面積のあるものが適しているみたいです。
また、市販の培養酵母には、一度は聞いたことありますホシノ天然酵母、AKO酵母、
白神こだま酵母など・・・こちらもその他いろいろ。
そして、毎回作られる先生オリジナルのデリ
パンコーディネーターアドバンスの資格を持つ
いとまゆ先生が今回提案して来たものがコチラ
株式会社 セガワ製の「bocchi」ピーナッツペースト。
これは、ハード系のパンにも合うし、焼き立てのアツアツ食パンなんかにも絶対にピッタリだと。
(料理をする方ならば材料としてもGoodでしょう!)
こんな素晴らしい2年間続いてきました豊明クラスが今回で一旦終了になります。
ショック(T_T)(T_T)(T_T)
参加者からの「とっても寂しい!続けて~!!」という声から、単発での泣きの1回
特別セミナー(参加者が好きな1品を持ち寄る)が4月開催される事になりました。
先生の方から「みなさん、何かパンでリクエストありませんか??」とありましたので、
「食パン」とか「あんぱん」など出ておりましたが、
私も勇気を持って(正確にはアルコールも入っているので調子に乗って)
「クロワッサン!!」って。
さて、どの意見が採用されて当日出てくるのか、泣いても笑っても次回がホントの最終回。
それまでは、楽しみと、悲しい気持ちが入り混じった複雑な1か月を過ごす事になります。
※最近、食べてばかりで自分自身でパン焼いていないことに気付く・・・そろそろ来月から市民大学も始まるので、勘を取り戻す為に焼かないと(^_^;)