昨日、東海商工会議所 製造業部会主催の視察研修に行ってきました。
私が部会長になってから5回目になります。
過去には・・・
平成23年度 有楽製菓と、豊田佐吉記念館
平成24年度 NISHIJIMAと、あいや
平成25年度 未来工業と、だるま堂製菓
平成26年度 平松食品
そして、今年27年度ですが
木野瀬印刷株式会社と中津川包装工業株式会社の2社。
朝、東海商工会議所に11名(職員含)が集結、バスをチャーターして向かいました。
一社目の木野瀬印刷さんは、私が所属しております愛知県印刷工業組合の理事長をされています会社。創業70年の歴史があり、多くの業態変革を繰り返して来た成長著しい会社。
お話し好きの木野瀬吉孝社長より、まずはプロジェクターを使用しての歓迎の挨拶後、社長自らが工場案内までしていただきました。
※春日井商工会議所の副会頭もされているという事で、あちらの職員も同席。
オフセット印刷機械とかは特に珍しい物ではないのですが、(近々A全4色UV機導入予定)
こちらの営業課が取り組まれている「フリーアドレス制」を見せていただきました。
フリーアドレス制って??
固定のデスクを持たず、毎日席替え。朝出社したら好きな席に座って、パソコンなどを接続。また引出しのないデスクなので、書類は別にあります限られたスペースの書庫へ。そして就業後は、綺麗に片づけて何も置かないで帰社するという仕組み。
担当者に聞きましたら、最初の2日間くらいはやはり戸惑いましたが、すぐに慣れて、結果断捨離が出来、仕事の作業性も格段にアップした!という返事が返って来ました。
また、こちらも弊社と同じAR付のフリーペーパーを2誌発行しております。
※最近では、春日井市の広報誌にもこのARを提案・採用されたという。
その他に、オンデマンド印刷機が10台近くあり、海外の関連会社との作業分業化により、大手コンビニさんからのお仕事や、同じく大手事務用機器販売会社のからのお仕事をタイムリーに請け負うなど、BPO(ビジネス・プロセス・オペレーション)が確立されており、我々印刷業界がまさに進もうとしております「ソリューション・プロバイダー」の道を着実に歩まれておりました。
木野瀬社長曰く「現在は昔と違って公平な時代。努力したものだけが生き残れ、サボったものは世の中から退場していく」。「発想から発送まで」をキーワードに、すでに2020年のビジョンに向かって走られる姿はとても頼もしく映りました。
脳みそから汗をかいた後は、お楽しみの懇親昼食会(^_^)v
大正初期創業の有名店で、こちらも副会頭をされております
『水徳』の松花堂弁当!!
食後のさぼてんアイスクリームにはみんな大満足!!
※少し街を散策しますと、なんでも春日井市挙げてさぼてんをピーアールしておりました!
そして・・・お腹もふくれたところで温泉とかに入りたい欲望に打ち勝って
2社目へ。
「世界一固いダンボール」で有名な、こちらも副会頭をしていらっしゃる
創業60年の中津川包装工業さん。
こちらも社長自らと多くのスタッフさんにお出迎えされ、スタートから「おもてなし」「やる気」の気持ちがビシバシ伝わって来ました。
社長挨拶の後、プロジェクターを使っての会社概要・商品紹介などを一通り見せていただいてからいよいよ工場内を見学出来ました。
工場内は一切撮影不可との事でお店出来ないのが残念ですが、ダンボール→ただの梱包用厚い紙という先入観が次第に変わっていくのが自分でも分かりました。
強化段ボール「ナビエース」や、段ボールパレット「ナビパレット」は、お客様のニーズに合わせて設計・商品企画され、既存の包装形態の枠を超えて、物流のスピード効率化やコストダウン、そして地球環境に優しい3Rまでをトータルコーディネートするんだという経営理念が社員様にも浸透している姿に感銘を受けました。
最後には新社屋のエントランスで社長を囲んでの記念撮影。
今回の視察研修で2社に共通して言える事は
「待ちの姿勢より攻めで!」
という事だと思いました。
社員自らが常に何か自社の商品・サービスを工夫する事でお客様やまたその先のお客様の為になるものはないか!と提案する社風があります。
当り前=ベストと思ってしまったその時点で改善・成長は止まります。
大きな事をドン!と単発的に花火を打ち上げるのでなく、日々のどんな小さな事でも一歩一歩と継続的に積み重ねていく姿勢そのものの方が、企業は安定的に成長していくんだ!という事。
成長にお金は要りません。私達一人ひとりの頭の中のアイデアが今後の企業成長のカギを握っているのではないでしょうか!
さあ、また新しい刺激を受けて私も率先垂範頑張っていこう!
木野瀬印刷株式会社
愛知県春日井市西本町3-235
0568-31-3118
中津川包装工業株式会社
愛知県春日井市長塚町2-12
0568-31-6161