パンの歴史やその国のパン事情を学び、パンにまつわる知識を深める会の
「いとまゆのパンを愉しむセミナー inかとうキッチンスタジオ」第7回目を受講。
テーマは「イギリス」
イギリスのパンの歴史
昔はライ麦や大麦を混ぜて、家庭やコミュニティーの共同オーブンで焼いていた。(ヨーロッパではそれがスタンダードだったそうです)
その後、産業革命によりパン窯内部が楕円形から四角形に変わった事で、パン自体も丸型から箱型に移行した。現在でもこの大量生産の流れを汲み、オートメーション化された大型の工場で油脂の入ったリッチな生地の箱に入れて焼かれるものが主流だそうです。
代表的なホワイトブレッドは「ティン」と呼ばれる型を使って焼かれる事からティンブレッドと呼ばれ最もポピュラー。(その他はホットクロスパンなども有り)
またイギリスの小麦粉は、品位を示す灰分値が0.53~0.56%でグレードが低く(⇔日本は0.4でグレード高い)、たんぱく質の量も少ないので、パン用粉以外の品種を混ぜたりしている為質の高い食パンは焼けない。それを補う為にバイタルグルテンと呼ばれているグルテンを乾燥させた粉末を小麦粉に入れるらしい。
したがって総じてイギリスのパンは膨らみがなく、口の中でモサモサしている為に食べ方としては、何かを塗ったり、挟んだり、乗せたりしながら食するそうです。
↑こんなものがいろいろあると楽しめますね!
従って、口の中の水分が取られる為、紅茶を飲みながら食べる習慣がある事も納得!
しかーし、今回私達は紅茶ではなくワインに代えてイギリスのパンをいただきました。
まずは発酵生地をフライパンで平たく焼かれたという
クランペット(イースト)
本来はもっと固い食感らしいですが、先生がモチモチ感を出し食べやすくアレンジしてくれました。
バターやジャム、シロップなどをかけて食べました。(セルクル型で焼くのが主流)
次に現れたの専用の型で焼かれた伝統的なパン
イングリッシュマフィン(イースト)
本来ならもう少し白っぽい感じみたいですが・・・「少々焼き過ぎでしましました(^_^;)」と先生。」
しかし、私の中ではこのパン
今回の中でナンバーワン!!
食べ方を先生が実演!フォークでパンの周りをブスブスと刺し→ほぼ一周したら
ハンバーガーみたいにパカッと開いて、その中にマスカルポーネとジャムを塗り食べます。
こちらも、本来はもう少しパサ感あるみたいですが、先生のアレンジでモチ感がスゴイ!!
これあと2個はイケました(笑)
あっ・・・今回のデリはこちら!レンコン大好き(^_^)v
3番目のパン・・・今回直接先生が切り分けたのはコレのみ。
※今回はカットするパンがコレ以外ないので楽をされていたような(笑)
イギリスパン(イースト)
こちらそのまま食べても美味しいですが、やっぱり無塩バター(しかも固まりで)を乗せて
いただくのが好みです(^_-)-☆
真中の部位と耳がたくさんある隅っこ・・・みなさんはどちらが好みですか?
そして・・・お腹も膨れはじめ、ワインでかなりいい顔色になってきた頃に登場したのが
ソーダブレッド(BS・BP)
イーストではなく、重曹やベーキングパウダーで膨らませるパンです。
もう食パンの後なので、モサモサ度200%です!
美味しいは美味しいですが、日本人なのでしょうか・・・モチモチフワフワの方がやはり好きかも。
そして、有終の美を飾るパンは・・・やっぱりモサモサ度200%の
酵母スコーン(AKO酵母)
殆どパンというよりお菓子(ビスケット)です。
意外と固いので、少しずつ食べるしかないのも余計にお腹が膨らむ原因になるのかな?って思いました。
しかし、午後の紅茶~アフタヌーンティー~てどうーしてオシャレに感じるのでしょうか?
(コーヒーを飲んでいても、あのフォートナム&メイソンの雰囲気にはならないのは何故?)
大英帝国=優雅=オシャレ=紅茶という先入観みたいなのが脳に働くからでしょうか。
以上、全5種類のパンでした。
ところで、このイギリスのパンはお腹で膨らむせいか全員の方が食べきれずに
お持ち帰りしたのでした・・・が、私だけは全部完食したのでした。
※みんな驚いてしました(@_@;)
しかし、私のポリシーは、今までもずっとそうですが
「美味しいモノはその場で残さず食べるベシ!」
なので、これからもみーんな美味しく楽しく食べ切ると思います。
さて、次回はまた2か月後で「フランス」
大学の時、第二外国語で選択したのがフランス語でしたので少しは話してみんなをビックリさせて・・・
なーーんて、殆ど忘れてしまってます(笑)
話変わりまして今週日曜日からH27年度前期市民大学平成嚶鳴館
「男性限定!初心者のパンづくり」第1回目が始まります。
パンに囲まれ美味しさを実感できる春を満喫できそうです(#^.^#)