ついにこの日が来てしまいました。
市民大学平成嚶鳴館「男性限定!初心者のパンづくり(15)」の最終回!!
メインは「チョコブレッド」
愛知県産の「ゆめあかり」を使用した最後に相応しいレシピ。
成形の時に出来るだけ伸ばしたい生地なので、ベタベタの生地になり手捏ねは大変(^_^;)
一次発酵の時間を利用して、生地の中に入れていくチョコシート(1/4カット)を
クッキングシートに挟んで、
麺棒を使って25~30センチ角に伸ばしておきます。
1次発酵終了後、ガス抜き(3つ折+3つ折)をしてからさらにベンチタイムを20分後
いよいよ成形です。
生地の中心にチョコシートがピッタリ置けるくらい麺棒で伸ばし、
風呂敷包みしていきます。
生地がテーブルにベッチャリ付いて傷めないように粉を十分に振って、
長さが60センチくらいになるまで麺棒で伸ばしてから
3つ折り。
横幅を少し出した後に、今度は向きを変えてさらに上下に麺棒を使ってこれも伸ばしていきます。
その後、また3つ折りにした後、上下の長さを出してから
くるくると手前からロール状に巻いて来まして、最後は4等分にカット!
断面を上にしてベーキングトレイの中に二つずつ入れ仕上げ発酵!
(綴じ終わりを中央にする事がポイント)
照卵してから190度30分で焼成!
サブのパンは今回最終回という事で私のリクエストの「メロンパン」
こちらは、上に載せるクッキー生地の作り方から教えていただきました。
※過去に1回あったのですが、その時はクッキー生地は予め先生が仕込んで来てくれたので最初から全部行うのは、今回が初めてとなります。
いとう先生のメロンパンの特徴は、クッキー生地がポロポロするもので、
生地量とクッキー生地量が同量になります。
まずは、部屋温になったバターとグラニュー糖をヘラで潰し、
卵を少しずつ入れながらホイッパーで混ぜます。
そこに十分に振った(薄力粉+ベーキングパウダー)を2回に分けて入れまたヘラで混ぜ、しっとりして来たところで終了!
メロン皮を手で伸ばし(中央は厚く、端っこは薄くなるように)
仕上発酵が終わって丸め直されています生地の上に帽子を被せるように乗せます。
その後190度13分で焼いて出来上がり!!
冷め立てのメロンパンをガブリ!といった時に、上のクッキー生地がサクサクする食感と美味しさの2重攻撃を味わう瞬間って、本当に手間をかけて来てよかった!と思います。
この後いつもなら、市民大学次期申込みのアナウンスがありますが今回は違います。
本当に今回をもちまして、いとまゆ先生の市民大学パン講座は終了になります。
先生より
パンに携わって約20年間、今では17の教室も持つまでになりましたが、この市民大学は私の原点でもあり、いつも初心に返る場所でありました。「教える事は学ぶ事。」「家庭製パンのいいところは、好きな時に好きな方に好きなようなレシピで焼いてあげれる事。」
など、今までを振り返りながら自身の気持ちを回想しながら私達に話していただきました。
時にはグッと感極まって声を詰まらせて目頭が熱くなる時もあるくらい・・・それは、正真正銘手抜きをする事なく毎回真剣にパン教室そして私達生徒さんに真摯に向き合ってくれてきた表れでもありました。
そして、今年の6月1日に東海市でパン屋を始める事を披露!
COCON³(ココン キューブ)
※ココンはフランス語で「まゆ」、そして3を「み」と呼ばせると
先生のお名前「まゆみ」となります。
お店の名前がご自身の名前・・・ステキ過ぎます!
これからは、もっと多くの方に私が焼いたパンを食べてもらいたい!
美味しいのはもちろんの事、アレルギーの方にも安心して食べてもらえるパン、そして地元産の小麦粉を使用し地元で収穫されたぶどうから起こした酵母を使って焼くパンも店頭に並べたい!と新しいスタートの強い意思表示を我々にしてくださいました。
私も思い起こせば2011年10月16日、初めてこの東海市富木島公民館に通い始めたのが約6年前(その間計9回の当選)。
最初のレシピは「とまととくるみのカンパーニュ(サブパンの写真はありません)」
全くの未経験でしたので、レシピに出て来るワードを見ても、飛び交う言葉を聞いても何から何まで初めて聞くモノばかり!何をメモしていいのかも分からず、戸惑いと不安を感じながら受講しました。
しかし、自分の手で焼きあがったパンを食べた時の感動や、生地が大きくなったり縮んだりするパンの不思議且つ面白さに惹かれていったことを昨日の事のように思い出します。
「食」は人を良くする!
人間は口から入れるもので良くも悪くもなります!という先生がおっしゃった事は今でも強烈に頭の中に残り、今では「食」に無興味だったこの私が「食」に関心を持ち、美味しくて健康でそして安心安全にも意識をするようにまでなりました。
こんな私に変えていただきましたいとまゆ先生こと、伊藤真由美先生には本当に感謝しております。
最後に私から今までの感謝と今後の新しいステージでのご活躍を祈念してアレンジ花をプレゼントさせていただきました。
※写真は号泣された後なので目元が赤くなっています(笑)
これで、先生のレッスンは受講出来なくなってしまいましたが、これからも伊藤先生の生徒だという誇りと自信をもって時間ある時は今まで習ったレシピの復習をしながら、また時にはアレンジしながらこれからも楽しくパンを焼いていこうと思っております。