今月11日 東日本大震災から丸4年が経ちました。
震災にあわれた被災者の皆さんの一部の方々は今もって通常生活に戻れないと聞いております。
大自然を畏敬親愛しなければ・・・と、頭では分かっていても実際の被害を目の当たりにすると心が揺らぎます。
ただ、間違いなく言える事は私達はこの大惨事を風化させる事なく、今後にこれら教訓を活かして生きていかなければならないと思います。
さて、私が住む愛知県東海市は今年に入って随分と進化発展しております。
4月に開校します日本福祉大学東海キャンパスの一般公開がありました。
経済学部、看護学部など職員・生徒併せて約1200名の方が単純に東海市にいらっしゃいます。
(さらに国際福祉開発学部の生徒320名も近々増えるそうです)
300名くらい入る大教室が広くてキレイなのは当たり前ですが、
中でも体育館が5階に配置されており、いざと言う時の為の避難所となり開放される!という事。
また、図書館や食堂は常時一般市民の方にも利用可能にされ、地域と共に歩んでいく姿勢がとても素晴らしいな!と感心しました。
東海市の中心街太田川駅周辺では、ユニー系列のピアゴ・ラスパ太田川店がオープンしたり、10月には文化ホール「ゆうなる東海」完成に向けて急ピッチで建設中!←ここだけ見れば、中国の上海にだって負けないパワーあり!!(笑)
また、5月に外来診療を開始します公立西知多総合病院の市民見学会にも参加しました。
こちらは、東海市民病院と知多市民病院が合体して作られました最新の巨大病院。
一時は低い場所で建設し始めたところ、先の東日本大震災が発生して急遽白紙に!
その教訓を活かして高台に建設をされたのです!
普段なかなか見れない手術室や、病棟(個室は殆ど一流ホテル並みの快適さ)も見せてもらえて非常に参考になりました・・・ただ、お世話にはなりたくない場所ですね(^_^;)
ただ、聞くところによりますと基本的には紹介状がないと診療出来ないとの事。
一般の地元係りつけのお医者様を優先して、緊急対応が出来るように!という配慮だそうです。
こちらに関しては、市民から今後クレームが出る可能性が大かな??
そして、本日は弊社すぐ近くに建設されました「千鳥津波避難所/健康交流の家」の完成式に参列させていただきました。
この施設が出来るまでは、実は弊社が東海市指定の避難所となっておりました(屋上含めて鉄骨造4階建)
東海市長はじめ来賓の方達によるテープカット後、内覧をさせていただきました。
満を持して建設されましたこのランドマークの特徴はいろいろあります。
●1階の天井までは海抜5m、しかも壁は津浪の力を極力伝えないようにあえて壊れやすい構造
●最悪1、2階が水没しても3、4階の電気系統は独立(屋上と野外階段は太陽光)
そして停電しても7日間程度の非常用発電機も確保(非常食、毛布、ボートなども完備)
●避難スペースでは300名まで収容可能
3階には、私が生まれる50年以上も前ですか・・・この東海市名和町に甚大な被害をもたらしました「伊勢湾台風」の記録写真や資料・災害マップなどが展示してあります。
※弊社は、ご縁ありまして1部分のパネルを寄贈させていただく運びとなりました。
南海トラフ巨大地震が発生すると言われております。
「備えあれば憂え無し」・・・今回の施設完成は私達住民にとって、安心・安全の場として心の安らぎを与えてくれる訳ですが、出来得る事ならば、その役目として利用するのではなく、常日頃においては、地域住民の健康増進、交流促進の場として利用され続けますように祈りたいです。
日本福祉大学 東海キャンパス
東海市大田町川南新田229
0562-39-3811
公立西知多総合病院
東海市中ノ池3-1-1
0562-33-5500
東海市千鳥津波避難所・東海市立千鳥健康交流の家
東海市名和町一番割中59-2